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【6月のハウジング・コラム】
集木ワイドフレームで大空間を実現

2020年5月20日

 鹿児島県産の大断面集成材で高耐震を確保しながら開放的なリビング空間を実現したい人に見てほしいのが、KTS住宅フェアにあるヤマサハウスのモデルハウス「グランフェクト」です。45cm幅の集木ワイドフレームBS耐力壁柱が、耐力壁と柱を兼ねることで、最大6.3mもの大空間を実現しました。

途中に柱を立てることなく大空間がつくれる

 木造住宅で横方向の揺れに対する耐震強度を保つためには、60cm幅以上の耐力壁が必要といわれます。このモデルハウスでは、幅45cm×厚さ12cmのBS耐力壁柱と12cm角の集成材の柱に、幅42cm×厚さ12cmの梁を6.3m渡しています。通常なら3.6mでもう1本支柱が必要になるところをクリア。いかに広々とした空間ができるかが分かります。

鹿児島の森林資源で大断面集成材

 「地元の森林資源を生かした大断面集成材を用いることで、住む人にも、自然環境にも調和した鹿児島の邸宅を造り上げました」と語るのは、ヤマサハウス代表取締役会長の佐々木典明さん。「暮らしのシーンを大切にした、繊細で洗練されたデザイン性と本物の素材を使った開放感のある大空間で紡がれる上質な暮らしを思い描いてほしいです」と自信をのぞかせます。

 グランフェクトのコンセプトは、世代を超えて住み継がれる家族の故郷となる住まい。各部屋を隔てる壁が少なくなったことで、キッチンで料理をしながらでもリビングや2階の家族の気配を感じることができます。

 「屋内と屋外、各部屋同士がシームレスにつながり、新たな暮らし方、家族のつながりが生まれる新たな生活空間を、自由設計でお届けします」と佐々木さん。

 モデルハウスでは、壁の中に隠れている梁をAR(拡張現実)で見たり、BS耐力壁柱に触れたりできます。百聞は一見にしかず。興味のある人はモデルハウスで体感してみては。

●ヤマサハウス
yamasahouse.co.jp/exhibition/no-1191