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【心安らぐ住まいと色】vol.1 外と内をつなぐ季節の色

2022年3月30日

自宅で介護中。家族の気分が少しでも安らぐ工夫をしたいのですが、お勧めは?

 今、住まいは生活の場から療養や介護の場まで、の時代。介護を受ける側も介助する側も、少しでも気持ちが安らぐ空間にしたいものです。
 そこでお勧めしたいのが季節の色を取り入れること。限られた空間に居ると季節の移り変わりも感じにくくなります。4月に入り、街には明るい色が溢れ、風も和らいできました。そんな気持ちのいい季節を色で取り入れてみましょう。
 まず、好きな春色を一つ選んで、お気に入りの場所に置きましょう。桜色、山吹色、若草色、萌黄色など。植物でも何でも簡単なものでOK ! 例えば、よく居る部屋の隅に桜のカードをちょんと置いてみる。淡い桜色がいつもの部屋をぱっと春めかせ、ついつい目がいきます。

▲立体的なカードは奥行きもあるので気軽にそのまま飾れます。絵葉書はホルダーに入れて

 もし、ベッドで過ごす家族がいたら枕元からの目線の先に飾ってみましょう。その時、色の周りはなるべくすっきりと。季節色を際立てるのがポイントです。季節の色は、外と内をつないでくれ、つかの間気分を和らげてくれるでしょう。

▲クッションカバーを変えたり椅子やソファに優しい色柄の布を掛けるだけでも和らぎます


執筆者: 江良心利きより
日常の色選びから、商品やまちづくりの色彩計画まで、幅広く応対する1級カラーコーディネーター・景観アドバイザー。「色のカケラでキラメク」をテーマに、より身近な色の相談にも対応。
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