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温泉の定義の1つに「規定されている物質を有するもの」とあります。その「物質」の中には身近にあるものもあり、それを自宅のお風呂にちょい足しすることで、温泉の泉質に近づけることができます。
寒い冬にお勧めしたいのが、一握りの塩を入れて「塩化物泉」という泉質の温泉に近づけること。塩が肌に付着して水分の発散を抑えることから保温効果もあり、湯冷めしにくく、ぽかぽかした湯上がり時間を過ごせます。
▲入浴剤を入れるのも手軽でいいですね
その他、重曹を足すと「炭酸水素塩泉」に近づき、滑らかな肌触りの美肌の湯とすることもできます。
また、温泉定義「物質」ではありませんが、日本の伝統的な冬のハーブ湯「ゆず湯」も、血行促進作用があるとされ、風邪予防の効果があります。
入浴の際注意したいのが、冬の入浴事故は交通事故よりも死亡率が高いということ。脱衣室や浴室を温める、入浴前にかけ湯をする、そして入浴前後の水分補給をするなどを行い、ぜひ、自宅でも楽しい温泉気分を味わってください。
▲ゆずの香りでも癒やされてリラックス
執筆者: 飯野香穂
設計事務所を開設する一級建築士のかたわら、趣味が高じて温泉ソムリエアンバサダーに。ややお宿空間フェチな温泉旅とお酒をこよなく愛す。特技は温泉成分表を見て温泉に入っている気分になれること