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美しくデザインされたマイホームも、収納が少なく物が溢れては台無し。生活スタイルが多様化し、身の周りの「物」も人それぞれで、収納の在り方も家族によってさまざまです。
収納は、より使い勝手の良い方法を取りたいもの。例えば、玄関を2つの空間に分けて、出入りする側と靴などを収納するシューズルームに分けることで、出入りする場所はいつも整然となります。
また、キッチンから水回りへの家事動線上にパントリーや衣類収納を造ると、動線の一部が収納スペースとなり台所や家事室自体が使いやすく整理されます。
▲玄関などは動線上に収納があると機能的
このように「動線上にある収納」は、機能と収納が一体となり、合理的な使い勝手が生まれます。寝室や子ども部屋に設けるウオークインクローゼットも通り抜けできるようにすれば、同じように機能するケースもあります。
リビングのテレビ台や、パーテーション代わりに両側から使うオープン棚などの「インテリア一体型」の収納は、一見収納力は無いように感じますが、ボックスを置いて小物や書籍の収納場所としても活躍します。
▲テレビ台やオープン棚などインテリア一体型の収納例
執筆者:岩田幸千
鹿児島市で千匠設計を主宰。一級建築士。住宅や商業施設、福祉施設などの設計をはじめ、空き家対策活動やヘリテージマネージャー(地域歴史文化遺産保全活用推進員)など古くて価値ある建物に興味を持っている