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家の歴史は、家族の歴史でもあります。結婚して子どもが生まれ、構えた家でのにぎやかな日々を経て、やがて子どもは巣立ち…。そんな家族の一員として、3匹のワンちゃんが共に過ごしてきた冷水さん一家。ご夫婦が育ったのも、犬と暮らすのが当たり前の家庭でした。
家を建てて18年がたち、そろそろ家に手を入れようかという時期に。床や壁の傷のほか、来客は犬の臭いが気にならないか?という不安や、ほとんどの時間を過ごすリビングに大きなゲージがあることで、手狭さも感じていました。
そこで、隣6畳の和室の半分をドッグルームとしてリフォームすることに。リビングと高さをそろえた床面は滑りにくいタイル敷きに。壁は臭いや湿気を吸湿するエコカラットを、腰壁には汚れを拭取りやすいパネルを貼りました。普段はリビングの続き間ですが、折り戸を閉じると個室になります。上部窓の取り付けで、風通しも良好です。
▼before リビング横の和室を有効活用して、人も犬もゆったり過ごせるようリフォームを計画。
▼After リビング横の和室を和室を半分はクローゼットに、もう半分をリビングと続きのドッグルームに改造。
▲滑りにくいタイル…床は汚れをふき取りやすく滑りにくいタイルに。断熱材で冷えを防ぎました。
この家で、ワンちゃんの出産や死にも向かい合った一家は、命の重さと温かさも十分に感じています。何年たっても、外から帰る飼い主を大喜びで迎えてくれるワンちゃん。寂しい思いをさせるのも忍びなく、旅はいつも犬と車で一緒に行けるところに1泊が関の山。でも冷水さん夫婦にとってはそれが当然のこと。
リフォームでは、リビングと庭とを自由に行き来しやすいデッキも設置しました。庭に、足を洗うシャワーも取り付けたところ、ワンちゃんを抱えてお風呂場まで連れて行く必要がなくなり、とても便利だったと言います。
「犬が大好きだからこそ、誰にでも飼うことを勧めはしないし、芸も教えない。犬が自由にしているのが一番」と妻のゆかりさん。犬が犬らしく過ごせる家が自分たちらしい暮らしだと、ワンちゃんたちを優しく見守るご夫婦です。▲外で足を洗ってもらえるワン…以前は3匹をそれぞれ抱えてお風呂場まで運んでいましたが、庭にシャワーを設置し、ぐっと楽に。
▲リビングへは出入り自由だワン…リビングとの間の戸には、カーテン付きのワンちゃん出入り口が。