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特集・コラム

【5月のハウジング・コラム】
家庭用蓄電池に価格破壊の兆し?

2020年4月25日

 環境に優しい家庭用ソーラー発電システムを導入して、非常時も自家発電で快適に過ごしたい、と計画中の人はチェックを! 米国でEV車を販売しているテスラ社が、家庭用ソーラー発電システムの蓄電池「パワーウォール」の日本での販売に乗り出し、注目されています。

 昨年11月からは、家庭用ソーラー発電システム導入後10年間保証されている余剰電力の固定買取制度(FIT)が満期になる世帯も出てきたため、「卒FIT対策」が緊急の課題となってきました。

 対策として、大手電力会社はもちろん、新電力会社も独自の余剰電力買取プランを提案しています。その一方で、電力会社に売電せず、自宅で蓄電して電力を自給自足するオフグリッドな生活スタイルへの関心が高まりつつあります。

 「家庭用ソーラー発電システムが環境に優しい再生可能エネルギーだと分かってはいても、初期コストが高く、なかなか一般世帯への普及には至っていませんね」と話す一級建築士も。

蓄電容量が大きく、しかも低価格!

 そんな現状の中、昨年秋に家庭用ソーラー発電システムの促進に参入してきたのが、テスラ社です。蓄電池の容量が13.5kWhと大きく、系統電力接続のコントロールユニットと組み合わせた価格が99万円(税別・工事費別)という「パワーウォール」です。

テスラの家庭用蓄電池「パワーウォール」

 1kWh当たりの価格に換算すると、7万3333円。家庭用蓄電池の国内市販価格の相場が1kWh当たり20万円以上といわれることからすると、家庭用ソーラー発電システムに価格破壊の兆しが見え始めたともいえそうです。

 興味がある人は下記URLからテスラ社の「エナジー」サイトにアクセスしてみては。

●TESLA
https://www.tesla.com/ja_jp/energy