鹿児島の家、新築・リフォーム応援サイト!
2020年1月に、三菱地所、竹中工務店、南国殖産、山佐木材など7社の出資で設立された、「メックインダストリー」。同年8月から姶良郡湧水町に国産木材を活用するための自社生産拠点となる「鹿児島湧水工場」(敷地面積約9万㎡、延床面積約2万7000㎡)の建設を進めてきました。
製造棟(約2万1600㎡)が完成し21年10月に一部稼働をスタート。この度、敷地内に製材棟(約3900㎡)と敷地外に素材センターが完成し、原木の調達から製材・製造・加工までの一連の機能が整い、6月から本格稼働となりました。製材棟では、素材センターから運ばれてきた丸太を各製品ごとの厚さ・幅に製材。年間約5万5000㎥の原木(直径38cmの場合約9万5000本)を板材にできます。
▲株主7社とMEC Industryの新社長・小野英雄さん、来賓がテープカット。
小野社長は「木のように地元に根を張っていきたい」「より良い循環で街と森を未来へつなげたい」とあいさつ
製造棟では、板材をCLT(直交積層パネル)やMIデッキ、2×4材などの建材に製造・加工。さらに、CLTを天井と床に、2×4材を壁に用いたユニットを工場内で組み立てるプレファブリケーション化で、戸建ての平屋住宅「モクウェルハウス」も製造。中間コストと現場作業の労力を削減することで、高品質・低価格で販売します。
この他、各棟で発生したおが粉や樹皮などはバークヤード棟で保管後、ボイラー棟で熱源として活用。人工乾燥機や工場内の暖房を賄います。
資源循環、地元雇用の創出、脱炭素化への取り組みで、SDGsへの貢献を目指します。