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【写真を飾ろう】vol.3 暮らしの光と影を写そう

2022年8月6日

室内で写真を撮る際に、適した季節や時間帯はありますか?

 写真に一番必要なものは光。もちろん照明やストロボなど人工の光でも写真は撮れますが、なにより一番明るくてどこにでもある光は太陽です。東から西へ移動する太陽も、夏と冬では描く軌跡が大きく変わります。と同時に室内にも季節や時間帯によってさまざまな場所に光が差し込み、いくつも影が落ちるでしょう。

▲日だまりのリビング︒光と影のコントラストを意識して撮影してみましょう

 庭の植栽も冬に葉を散らして室内に日だまり(光)をつくり、夏にはこんもりと茂って木漏れ日(影)を落とします。
 わが家で暮らす猫は、冬の日だまりや夏の涼しい場所を探し出すのが得意。時には猫の視点で暮らしの中の光と影をよく観察し、陰影のあるドラマチックな景色を写しましょう。朝の光は爽やかさやみずみずしさを、午後の光ではぬくもりやほのぼのとした情景を写し込むことができるはずです。
 光と影を言い換えると、「おひさま」と「おかげさま」。人生でも写真でも、常に意識しておきたい表裏一体の心得です。

▲陰影のあるドラマチックな景色を写しましょう


執筆者: 髙比良有城

フォトグラファー。1978年、長崎市生まれ。九州ビジュアルアーツ専門学校・写真学科卒。1998年より鹿児島に移り住み、風景・建築・暮らし・離島などさまざまな人の営みにカメラを向ける。
http://www.jijifilms.com