鹿児島の家づくり、新築・リフォーム応援サイト!
今回から2回にわたりご紹介する住まいは、自らも建築に関わる施主のYさんが、これまでの経験を基に、こだわりと工夫をカタチにした家です。ぜひ、これからの住まいづくりの参考にしてみませんか。
「閑静な場所で暮らしたい。できれば妻の実家近くで」と土地探しからスタートしたYさん。1年程かけて探し求めた土地は、鹿児島市郊外で周囲に自然の残る、心落ち着く環境です。
「敷地の高低差をうまく生かしながら、中庭に設けた屋久杉の木壁で、道路からの視線をさり気なく遮れるようにしました」とYさんが話されるのも納得。ロイヤルセンチュリーで建てたその家は、お洒落なだけでなく、プライベートを守る設計と「木壁と優しいグレージュ系の塗壁との調和」が美しい佇まいです。
▲中庭に面する屋久杉の木壁が、カーテンなどが無くても周りからの視線をカット。心地よい光を室内に届ける。さらには、愛猫“おもちくん”の飛び越えを防いでくれるそう
▲愛猫おもちくん(5歳)。このリラックス感が新居の心地よさを物語ります
▲キッチンからダイニングテーブルへの流れるような動線が、忙しい毎日の家事もスマートに
▲開放感のあるアイランドキッチンは、作業中の手元を隠し、急な来客にも安心の仕様に
キッチン背面は、使い勝手の良い造作カウンター。全体的に照明の個数を抑えた空間には「日本の家屋は照明が多すぎるのではないかと感じていたので、照明数を絞り、落ち着ける空間にしました」とのYさんのこだわりがカタチとなっています。
LDKからプライベート空間への設計も秀逸。品のあるホテルを思わせるような、廊下には真鍮(しんちゅう)のブラケット照明と黒い扉が規則的に並び、奥の採光窓へと視線をいざないます。
反対面には壁面収納。ちょうど良い奥行と幅で3連続する扉をあけると、お洒落でありながら、夫婦それぞれの物や共通のものをしまう、たっぷりの収納スペースです。
主寝室は、スタンドライトのみのシンプルな構成。
「家をリラックスの場」と考えるYさんのこだわり通りに、照明を最低限に抑えた空間には朝日とともに起きる理想的な生活空間が漂います。
暮らしの質を高めるY邸のこだわりは、空調設計にも感じられます。
皆さんのお住まいづくりにも生かして頂きたいポイント満載。詳しくは、次回の「こだわったのは“ちょうどいい空調”。」でご紹介します。お楽しみに!